世界の米料理

アジアの米料理

 

 

アジアにおける米料理は、煮たり炊いたりする調理法が一般的です。世界で最大のお米の生産量を誇る中国ではインディカ米とジャポニカ米が混在していますが、主流はインディカ米で、料理もそれに合わせた「炒飯」が代表的です。

 

またその他にも米を椎茸や肉といった具と一緒に味付け、竹や笹の皮に包んで蒸した「中華ちまき」やご飯の上にカニ玉を乗せた「天津飯」、さらには米を原料にして作られた麺の「ビーフン」を使ったものも米料理と考えても良いでしょう。

 

そして朝鮮半島ではスープの中にご飯を入れた「クッパ」や、炊いた白飯の上にナムルや肉、生卵を乗せて、混ぜながら食べる「ビビンバ」などが有名です。また東南アジアではご飯を油で炒めて、調味料等で味付けしたものの上に目玉焼きやえびせんべいを乗せて食べるインドネシアやマレーシアの米料理、「ナシ・ゴレン」や米を原料にして作られたライスペーパーで具を包んで食べる「生春巻き」がポピュラーです。

 

そしてインドと言えばカレーを連想しますが、日本のようにご飯にカレーをかけて食べるものではなく、小麦で作ったナンやチャパティーと一緒に食べることが多いようです。インドの米料理として挙げられるのは、「プラオ」や「ビリヤーニー」といったピラフに近い調理法で作られるものです。